厚生年金保険法の概要
今回は「厚生年金保険法」ですか。私は耳にしたことがないけど、「保険」って言葉がついているから、きっと、将来年金がもらえるようになる保険、なんですね。 | |
そのとおり。労働者が加入する年金制度の1つが、この「厚生年金保険」なんだよ。厚生年金保険は、「健康保険」と合わせて「社会保険」と呼ばれるんだ。社会的に法律で認められた医療保険が「健康保険」、年金保険が「厚生年金保険」なんだ。社会保険である健康保険と厚生年金保険は、基本的に2つ同時に加入するんだよ。 | |
ふーん。正社員だったら加入するだろうけど、アルバイトにはそんな年金制度に加入できへんのちゃうの? | |
いいや。健康保険も厚生年金保険も、「正社員だから」「アルバイトだから」といった基準で加入するかしないか、ではないんだ。基本的には、雇用契約の期間や、1週間の労働時間の長さを基準にして、加入するべきかそうでないのか、が判断されるんだ。 | |
なるほど。 | |
先生、さっき「年金制度の1つ」とおっしゃってましたけど、他にもあるんですか? | |
うん。いろいろあるよ。ここで全部は紹介できないけど、一番知って欲しいのを1つ紹介しておこう。それは「国民年金」だね。 | |
へっ?国民年金?厚生年金に加入したら、国民年金は加入しないんちゃうの?? | |
ふふふ。そういった勘違いをしている人はたくさんいるんだ。「国民年金法」でもしっかり勉強したら分かるんだけど、厚生年金に加入している人は、国民年金にも加入しているんだ。 | |
そうなんだ!!私もどちらか1つだけ加入するんだと思っていたわ。厚生年金に加入していると、国民年金にも同時に加入しているのね。将来の年金が多くなるわけなんですね。 | |
そうだね。これ以上詳しく説明すると、かなり難しくなるから、このページではここまでで止めておくけど、「厚生年金保険法」と「国民年金法」は、両方の科目を勉強しなければきちんと理解できないんだ。だから両方の科目を交互に繰り返したりして、しっかり勉強してね!! | |
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