健康保険法の概要
![]() |
健康保険って、やっぱ病院!ってイメージですね。 |
---|---|
![]() |
そういえば病院行くときは「保険証」を見せて診察してもらうよね。先生、たしか治療費の負担が3割だけでいいんですよね。 |
![]() |
そう。「保険証」は正式には「健康保険被保険者証」と言うんだ。健康保険は労働者の病気やケガを守るための医療保険なんだよ。 |
![]() |
あれっ、でもアルバイトとかしていなくても、保険証・・・あ、「健康保険被保険者証」を持って病院行ってたような気が・・・ |
![]() |
うん。健康保険は労働者「本人」(「被保険者」という)だけでなく、労働者の「被扶養者」も保険を受けられるんだ。 |
![]() |
ふーん。「被扶養者」か。扶養、ってことは養ってもらっているってことか。 |
![]() |
そう。よくパートをしている主婦の方が「扶養から外れてしまうから・・・」ってあまり稼ぎ過ぎないように年収をおさえたりするけど、このように「被扶養者」になるかどうかといったことも健康保険法で決められているんだよ。 |
![]() |
うちの母さんは専業主婦だけど、サラリーマンの父さんの扶養に入っているわけなんですね。あれ、じゃあお父さんが僕やお母さんの保険料を払っているんですか? |
![]() |
いいや。お父さんが払っているのは、自分の分だけだよ。被扶養者がいてもいなくても、保険料は同じなんだ。 |
![]() |
えっ、そうなんですか! |
![]() |
そう。お父さんが頑張って働いてくれているからこそ、お母さんやヒロシが被扶養者でいられて、病院に行っても保険で診察が受けれるんだよね。 |
![]() |
そうなのか。お父さんに感謝しないと!今度、肩でもマッサージしてあげようっと。 |
![]() |
親孝行するのはいいことだね。ところで、もし、お父さんが病気で会社を休まないといけなくなったら、どうなるかな? |
![]() |
えっ、ええっと・・・お給料がもらえなくなったら、家計がまわりません!!お母さんと僕でパートやアルバイトで稼がないと!! |
![]() |
健康保険は、病院で診察を受けたりしたときに窓口で払う治療費が3割、というのが一番よく知られているけど、実は「被保険者」が長期欠勤なんかでお給料がもらえなくなる場合にも、健康保険から生活補償のためにお金がもらえる「傷病手当金」という制度もあるんだ。 |
![]() |
へー、そんなん初めて聞いたわ! |
![]() |
そうだね。大きな病気やケガで入院したり、治療費がバカにならないこともあるだろうね。そういった場合にも健康保険はとっても重要なので、どういったときに、どんな保険を受けることが出来るか、しっかり健康保険法を学習してね。きっと一番身近な法律だから、生活の知恵として勉強するのにとっつきやすい科目だと思うよ。 |
<関連記事>
|