求人は結構あるの?
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社労士事務所の求人って、結構あるんですか? |
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うーん、なかなか難しい質問だね。 |
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難しい・・・ってどういうことですか? |
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そうだね、求人のことは社労士の受験生のほぼ大半が気にしていることだが、時期や地方によって、まちまちだと思うから、なんとも答えづらいな・・・。だから、あくまでも参考として聞いてね!!ちょっと厳しいことを言うけどね。。。 |
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ゴクリ・・・ |
<求人数について> | |
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まず、求人数だが、はっきり言ってほとんどないと思う。よく見る無料の求人ペーパーなんかにも、まず載っていないだろうね。というのは、社労士事務所の規模にもよるけど、基本的には個人で事務所を構えている先生が多いため、人員が必要な場合でも一度に1名か2名の募集で足りる場合があるからね。 また、事務所のHPで求人を出しているところもあるが、社労士は雇用関係の知識が十分あるため、雇い入れに関する助成金を使う、という手段を使う事務所もあるよ。助成金利用のため、一般求人広告よりも、公共職業安定所に求人を出すほうがいい、ということなんだ。どちらかといえば、公共職業安定所で検索するのがいいだろうね。 |
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「公共職業安定所」・・、「ハローワーク」のことですね。公共職業安定所って、就職を希望する失業者の方が行くところ、ですよね? |
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そうだよ。だけど、公共職業安定所は、なにも失業していなくても利用することができるんだよ。窓口で「ハローワークカード」を作れば、職業相談・職業紹介を受けることができるんだ。 そこで、一度求人がどれくらいあるのか、探してみるといいかもね。 |
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じゃあ、試験に合格して、社労士事務所に就職したかったら、公共職業安定所に行けば検索できるんですね |
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ただ、「個人の社労士事務所」で検索すると、1つの都道府県でよくても3~5件しか見つからないだろうね。もちろん、時期によるとは思うけど、そんなに見つかるものではない。 |
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げ!たった・・3~5件!? |
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あくまでも参考に、だよ。時期だとか、都道府県で大きく違ってくるんだ。地方と比べて、首都圏のほうが事務所の数も多いだろうから、首都圏のほうが求人は多くなるだろうね。 |
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じゃあ、地方に住んでいる人は不利なんですか・・・? |
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一概に、そうは言えないね。探すには、やはりインターネットとか、公共職業安定所とか・・・いろんな手段で探さないといけない。もし、資格取得のためのスクールを利用していたなら、スクールと求人をタイアップしている場合があるので、スクールに聞いてみるのも1つの手段かもしれない。あとは、知人の紹介か、事務所に直接問い合わせてみるのも手段だね。 |
<時期について> | |
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先生、さっき「時期」って言ってたけど、どうゆうことや? |
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「うむ。じゃあ、これを見てみてね。![]() |
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うん?受験界・社労士事務所それぞれの1年間ですか?どういうことだ? |
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社労士事務所って、5月、7月、12月が忙しいんだ・・・ |
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そう。社労士試験に合格したら、事務所への就職を考えているヒトはすぐに求人がないか、探すだろうね。 |
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ですよね。せっかく合格したんだから。 |
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だけど、社労士事務所は4月からが忙しい時期だから、できれば3月・4月に人員が欲しい、と考えるだろうね。(※平成21年度以降は、「労働保険の年度更新」については7月に実施されることになっています。) |
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なるほど、社労士事務所のニーズに合った時期じゃないと、求人がないワケやな。 |
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まあ、時期については、あくまでも参考にするくらいでいいよ。求人を出すかどうかは、事務所によるからね。当然、時期に関係なく求人が出ることだってあるからね~! |
<給料について> | |
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んで、社労士事務所の初任給ってどれくらいなんや? |
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これも事務所によるが、月15万円~20万円ってところじゃないかな? |
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え・・せっかく難しい資格もっていても、大卒の初任給並かいな~ |
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そうだね。社労士として独立開業を目指しているヒトにとっては、夢のないように思えるかもしれないけど、これは独立開業をするための修業をさせてもらえると思って、我慢してほしい。給料をもらいすぎると、金銭感覚だってマヒするからね。独立する、ってことは何もないところからスタートするんだから、ゼイタクな生活なんてできないことを身をもって知っておかないとだめだろう。それだけ、独立開業して成功したときの喜びは大きいと思うよ! |
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そういえば、「居候弁護士」ってのを聞いたことがあります。 |
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うん。法律の最高峰の資格の弁護士だって、「給料いらないから事務所で修業させてください」なんていわゆる「丁稚奉公」みたいなことが昔はあったみたいだしね。「居候弁護士」→「イソベン」なんて呼ばれていたものだよ。それに比べると、給料が出るなんて、恵まれた環境だと思うけどね。 |
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女の子の1人暮らしだったら、ちょっと生活厳しいですよね。 |
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だろうね。特に、転職して社労士事務所に勤める場合、前年の収入から大きく差が出るときなんかは住民税が大きい負担になったりするから、転職を考えるなら、十分に注意してね! |
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