年収や報酬について教えて!
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先生、やっぱ気になるのは、社労士の年収とか報酬やで!社労士の仕事ってホンマ、儲かるんかいな? 年収とか報酬はええんやろ? |
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うん。そうだね。やっぱり、年収・報酬の話しは、是非聞いておきたいですね!! |
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うーん。年収とか報酬についてかー・・・そもそも年収から説明する、というのが難しいんだけどね・・・ |
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えっ??どういうことですか? |
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うん。『社労士の年収はいくら?』って公式に公開されていないから、いろんな人が言っている情報があるが、どれが正しいかはわからないんだ。だから、「最初から年収がいくら?」から始めるより、「どのくらいの報酬」から考えて、その仕事をどれくらいやったら「その年収」になるかを考えたほうがいいだろうね。 |
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そうか~。ほな、報酬を教えてーな。 |
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うん。これは社労士の先生によってもちろん金額の大小はあるね。僕が分類した方法で、以下のように分けてみるね。 ・スポット業務報酬 ・ 顧問契約報酬 ・その他報酬 という分野に分けられると思ってね。 |
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スポット業務報酬?顧問契約報酬? |
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その他報酬?その他報酬ってなんのことや。。 |
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まず、会社を立ち上げたい、労働局への許可申請を行いたい、就業規則を作りたい、従業員に対する手続きを行いたい・・・など、会社にとって、社労士に業務をお願いしたい場合はこんなところかな。スポット業務としては、業務の依頼1件ごとに「一見さん」としてお願いする、と思っていいかもね。報酬の例だけど、 「労働保険・社会保険の新規適用」(会社設立に伴って必要になりやすい) 5万円~15万円 「各種許可申請」 3万円~5万円 「就業規則の作成」 10万円~50万円 「各種諸届」 1万円~3万円 ※ 金額の幅があるのは、会社の規模や業務完了へかかる時間も関係するから一概には言えないけれど、もちろん社労士の先生が金額は自由に決めていいんだよ。」 |
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なるほど。でも、諸届、って1件ごとに1万円もかかるんですね・・・従業員さんを雇うたびに従業員さんに関する手続きのお金がかかるのでは、大変ですよね。 |
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そうだよね。毎回、お願いするのも大変だよね・・・。そこで、「月○○万円で」などと社労士と会社で契約をしておく顧問契約ってものがある。この「月○○万円」にはどこまで含めての契約にするか、決めたらいいんだ。例えば、「毎月の従業員の入社・退社に関する手続きと給与計算を含めて、月3万円」みたいにね。 月の顧問契約 2万円~15万円 ※ これも金額の幅があるのは、会社の規模や、どこまでを契約に盛り込むか、だね。 いわば、「定額制プラン」みたいなものかな。 |
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顧問契約にするメリットって何なんや? |
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うん。「定額制プラン」と言ってみたけど、会社にとって、毎回、手続きのたびに1万円や2万円だと、手続きが少ない月は費用もかからないが、手続きが多い月は費用がかかって大変だよね。だから、会社としては「月○○万円」という安心料を払っている、と思ったらいいだろうね。 |
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俺も、携帯の通信代は定額制やわ。利用が多い月も少ない月も安心やしな。 |
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先生、就業規則みたいな、毎月やらない業務は顧問契約の上ではどう関係するんですか? |
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うん。顧問契約で、「毎月、どの業務までをいくらでやります」って決めていること以外は、スポット業務報酬扱いにして、別料金になるだろうね。ま、これも会社と社労士の間での契約次第だけどね。 |
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先生、その他業務報酬ってのは何ですか? |
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その他業務報酬は会社向けの労働相談の「相談報酬」、銀行の窓口での「年金相談」、「セミナーなどでの講演」、役所の調査への「立会い」などがある。 ・ 「相談報酬」 1時間3,000円~10,000円 ・ 「セミナーなどの講演」 1時間10,000円~30,000円 ・ 「年金相談」、「立会い」 1時間3,000円~10,000円 このように、相談に乗ってもらう場合であっても、基本的には報酬が必要なんだ。 |
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ふーん、社労士の先生も忙しいんですね。時給にしたら、高いですね!!じゃあ、年収も・・・ |
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まあ、これまで挙げた金額は、あくまでも目安だからね!もっと高い金額の先生もいるだろうし、それは社労士の先生それぞれだから、あまり金額にはこだわらなくていいと思うよ。 |
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なるほどな、じゃあ次は、年収や年収!これら報酬の額をもとにしたら、年収はおいくらに?? |
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ちょっと、マサオ君。年収、年収って・・・ |
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いやいや。やはり年収は、気になるだろうね。じゃあ、例を出してみよう。 ・顧問契約を結んだ会社数→20社×月3万円×12ヶ月=720万円 ・スポット業務→就業規則作成 20万円×6社=120万円、その他30万円 ・その他→セミナー1万円×2時間×年4回=8万円、相談ほか12万円 ま、仮に、という数字を出してみたわけだけど・・・合計すると、どうかな? |
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えっ、この例だと・・・年収は890万円ですか!なかなかの年収ですね。 |
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そうだね。これはある先生の年収のバランスを参考にしたのだけれど、中にはセミナー中心、だとか、仕事の単価がもっと高い先生であったり、当然、年収にも大きな幅がある。 |
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へ~っ、じゃあ頑張ったら年収1,000万円も夢じゃないな。 |
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それどころじゃない!年収2,000万円だって夢じゃないよ。一般的には、独立2年目~3年目では500万円~700万円が平均かな。まあ、「平均」なんだから、やはりピンからキリまであるけどね。社労士の先生に年収いくらですか?とは聞きづらいので、僕の特別な調査によるもののデータだよ。さっきの例のように、「どれくらいの仕事をしたらどれくらいの年収になる」という試算をすることは非常に重要だからね。ぜひ参考にしてちょうだいね! |
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年収ねえ、たしかに気になりますけど、結婚して子供を育てながら・・・て女性にとっては同じように稼ぐのは大変ですよね。 |
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そうだね。社労士の先生には、「稼ぐことがすべてじゃない」という方もおられるから、結局は『自分にとって何を優先するか』だろうね。別のページに「仕事のヤリガイ」を書いているけれど、収入よりもヤリガイを求める先生だっているから、年収にばかりこだわらなくてもいいと思うよ!要は、自分が社労士として『どうなりたいか』のイメージを持つことが大事なんだ!自分のなりたい社労士になれるよう、頑張ってね!! |
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