社労士の実務について教えて!
![]() |
では、次に社労士の実務なんですけど・・・ |
---|---|
![]() |
なるほど実務に関してだね。残念ながら、「社労士」という資格はあまり認知度は高くないよね・・・弁護士・税理士はどんな実務をしているかはよく知られていると思うけど、社労士は「何をするヒトですか?」とよく実務について聞かれるんだ。まあ機会がないと、社労士実務なんて知ることないだろうし、しょうがいないけどね。 |
![]() |
実務に関してはそうでしょうね。社労士って名前くらいは聞いたことはあるけど・・・実務に関しては全くというほど知らないな・・・ |
![]() |
よし。ちょっとカタイ話になるけど、社労士実務について、順を追って説明するね。まずは、実務について法律で決められていることから入ろう。 社労士が「報酬を得る」ためには、社会保険労務士法で許された業務であることが必要なんだ。法律で定めてあるものは、大きく3つ、「1号業務」「2号業務」「3号業務」と呼ばれるものがある。それは以下の通りだよ。 これを見ると実務のイメージが少しくらい湧くかもしれない。 |
■1号業務・・・社会保険労務士法第2条の第1号で記載されているため、第1号から「1号業務」とよばれます。労働社会保険諸法令に基づいて申請書、届出書、報告書を作成し、提出の代行を行うこと。いわば、「書類の作成、代行」をすることです。
(1号業務の例:労働基準監督署への就業規則の届出、公共職業安定所(ハローワーク)への『雇用保険被保険者資格取得届』、『雇用保険被保険者資格喪失届』) |
|
![]() |
実務といっても、結構いろいろありますね~ |
![]() |
うん。ところで、「3号業務」については社労士の登録をしていなくても「報酬を受けて」行うことができるんだ。相談・コンサルティングについては、社労士でなければならない、という規制はないね。ただ、会社さんが、社労士の資格のない方にコンサルティングをお願いするかどうか、の話だけどね・・・ 会社さんも、ちゃんと認められたプロにお願いしたいからね。 |
![]() |
なるほどね~ 実務のイメージが少し湧いてきたわ・・・ でも堅い文章やから、ちょっと分かりにくいで。 |
![]() |
うーん、ちょっとカタイ話だったかな。よし、もっと実務のイメージが湧くように、具体的な実務の一例を紹介しよう。
<会社で人を雇った> |
![]() |
へ~っ。従業員1人の採用から退職まで、社労士が必要なんやな。 |
![]() |
そうだね。まあ、あくまで1つの例に過ぎないから、社労士実務の幅は意外に広いよ。これ以外にも、役所に届出をするものは非常に多く、素人ではどう手続きしたらいいか、はっきりいって分からないんだ。 これ以外にも、本を出版したり、テレビ出演したり、セミナーや講演を行ったり・・・社労士ってどんな実務をしているか?というのもここですべてを語りつくせないのがホンネだね。社労士の先生方は、多方面にわたって活躍されているよ~ |
<社労士の実務・関連記事> |