社労士なんでも百科～山川靖樹の社労士予備校～

先生、次の試験科目は何や？

そうだね。次は労働安全衛生法。略して安衛法。

じゃあよろしく頼むわ！

択一・安衛法の近年の特徴は、絞り込まれた範囲の題材について、基本的だけど、ある程度具体的な内容にまで踏み込んで出題されている。
2008年は「総括安全衛生管理者と安全管理者」、「労働基準監督署長への報告」、「特定元方事業者」から。2007年は「総括安全衛生管理者」、「安全衛生教育」、「健康診断・面接指導」。
広範囲な割りにピンポイントで出題されるから、全範囲を入念に学習するのは時間的にもったいない。ヤマを張って、優先順位の高いカテゴリーから順次あたっていくことをおススメする。
例えばだけど、「特定機械等・有害物の規制」はもう何年も出題されていない。こういうところは試験対策の効果は薄いだろうから、後回しにしていいだろうね（全く出題されないということではないが）。

確かに時間がもったいないけど、ヤマを張るのも難しくないか？

ヤマを張る中でも、「何だコレ？」みたいな問題は少ないし、仮に、出るとしても対策しようがないし、出題されたところでみんなできないから、ボーダーラインが下がるだけ。その１点が致命傷になることはない。労基法は、ちゃんとやれば５点はとれる。それが確保できたなら、安衛法は１点でよい。この１点を取るために学習していると思って取り組むことだね。

そうか。それで言ったら2009年の先生のヤマはもうあるんか？

そうだね。2009年のヤマ！　→　2008年安衛法は、安全管理のカテゴリーに重点が置かれた（２点分）。順番から行けば、2009年は衛生管理が予想される。「衛生管理者・産業医」と「健康診断」はしっかりやっておいてね！

ありがとさん。しっかりおさえておくわ！

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