|
山川先生!社労士試験の合格率とか合格基準はどうなんですか? |
|
じゃあまずは、社労士試験の合格率についてから!社労士試験の合格率は、ココ最近の社労士試験をふりかえると合格率9%程度だね。年によって若干ばらつきがあるけど、この合格率に大きく変動はないみたい。これは社会保険労務士試験が競争試験であることを意味している。
社労士試験の合格率について各年度の詳細データは下の表をみてください。
http://www.sharosi-siken.or.jp/jyouhou.htm
|
|
合格率が9%? 合格率がこんな低さだと、社労士試験って、なかなか難関資格やねんな・・・。
何人くらいが受験して、この合格率になるんや?
|
|
そうだなあ、社労士試験受験者数は60,000人前後で、数ある国家試験の中でもトップクラスだね。これは世間から注目されている分野であること、将来性が高いと期待されていることから、これだけの受験生が集まるんだろうね。 |
|
世間からも注目されている資格ということは、世の中から求められている資格でもあるのか。
|
|
合格率の次は、社労士試験の合格基準について!これは、社労士試験の合格基準は、各年度の試験難易度により大きく異なるため、はっきりとした合格基準を示すことは難しいようだね。合格基準が公表されるようになった平成十三年度からみてみると、おおむね選択式が22~28点、択一式が41~45点とされている。
しかし、社労士試験の怖さは合格点ではなく、基準点、すなわち足きりにある!
例えば、択一については、1教科10点配点されるところ、4点より多くとらなければならないし、選択については、1教科5点配点されるところ3点より多くとらなければならない。
選択式は8教科もあるのだが、この全てで6割より多くとる必要があるってこと!
社労士試験の怖さはここで、毎年高いスコアをとっているにもかかわらず選択の足きりで落ち続ける人がいるくらいだから、良く覚えていた方がいいだろう。
ただ、難易度によっては、若干の調整がされる年もあるけどね・・
以下に社労士試験各年度の合格基準について詳細を載せておきます。 |
平成十九年(第39回)社労士試験
●合格基準
本年度の合格基準は、次の2つの条件を満たした者を合格とする。
(1) 選択試験は、28点以上かつ各科目3点以上
(2) 択一試験は、44点以上かつ各科目4点以上
※上記合格基準は、試験の難易度に差が生じたことから、昨年度試験の合格基準を補正したものである。
●配点
(1) 選択試験は、各問一点とし、1科目5点満点、合計40点満点とする。
(2) 択一試験は、各問一点とし、1科目10点満点、合計70点満点とする。
平成18年(第38回)社労士試験
●合格基準
本年度の合格基準は、次の2つの条件を満たした者を合格とする。
(1) 選択試験は、22点以上かつ各科目3点以上(ただし、労基法及び安衛法、労災保険法、雇用保険法、社会保険一般常識、厚生年金保険法は2点以上)である者。
(2) 択一試験は、41点以上かつ各科目4点以上(ただし、労基法及び安衛法、労働社保一般常識は3点以上)である者。
●配点
(1) 選択試験は、各問1点とし、一科目5点満点、合計40点満点とする。
(2) 択一試験は、各問1点とし、一科目10点満点、合計70点満点とする。
平成17年(第37回)社労士試験
●合格基準
本年度の合格基準は、次の2つの条件を満たした者を合格とする。
(1) 選択試験は、28点以上かつ各科目3点以上(ただし、労働基準法及び 労働安全衛生法は2点以上)である者。
(2) 択一試験は、43点以上かつ各科目4点以上である者。
※ 上記合格基準は、試験の難易度に差が生じたことから、昨年度試験の合格基準を補正したものである。
●配点
(1) 選択試験は、各問1点とし、一科目5点満点、合計40点満点とする。
(2) 択一試験は、各問1点とし、一科目10点満点、合計70点満点とする。
平成十六年(第36回)社労士試験
●合格基準
本年度の合格基準は、次の2つの条件を満たした者を合格とする。
(1) 選択試験は、28点以上かつ各科目3点以上(ただし、健康保険法は1点以上)である者。
(2) 択一試験は、42点以上かつ各科目4点以上(ただし、健康保険法、厚生年金保険法及び国民年金法は3点以上)である者。
●配点
(1) 選択試験は、各問一点とし、一科目5点満点、合計40点満点とする。
(2) 択一試験は、各問一点とし、一科目10点満点、合計70点満点とする。
平成十五年(第35回)社労士試験
●合格基準
本年度の合格基準は、次の2つの条件を満たした者を合格とする。
(1) 選択試験は、28点以上かつ各科目3点以上(ただし、労務管理その他の労働に関する一般常識、社会保険に関する一般常識、厚生年金保険、国民年金は2点以上)である者。
(2) 択一試験は、44点以上かつ各科目4点以上(ただし、労働基準法及び労働安全衛生法、厚生年金保険法は3点以上)である者。
●配点
(1) 選択試験は、各問一点とし、一科目5点満点、合計40点満点とする。
(2) 択一試験は、各問一点とし、一科目10点満点、合計70点満点とする。
平成十四年(第34回)社労士試験
●合格基準
本年度の合格基準は、次の2つの条件を満たした者を合格とする。
(1) 選択試験は、28点以上かつ各科目3点以上(ただし、労働基準法 及び労働安全衛生法は2点以上)である者。
(2) 択一試験は、44点以上かつ各科目4点以上である者。
●配点
(1) 選択試験は、各問一点とし、一科目5点満点、合計40点満点とする。
(2) 択一試験は、各問一点とし、一科目10点満点、合計70点満点とする。
平成十三年(第33回)社労士試験
●合格基準
本年度の合格基準は、次の2つの条件を満たした者を合格とする。
(1) 選択試験は、26点以上かつ各科目3点以上(ただし、労働基準法 及び労働安全衛生法、厚生年金保険法、国民年金法は2点以上)である者。
(2) 択一試験は、45点以上かつ各科目4点以上(ただし、労務管理その他の労働及び社会保険に関する一般常識は3点以上 )である者。
●配点
(1) 選択試験は、各問一点とし、一科目5点満点、合計40点満点とする。
(2) 択一試験は、各問一点とし、一科目10点満点、合計70点満点とする。
|
<社労士試験の合格率・合格基準についての関連記事>
- 社労士試験っていったいどんな資格なの?
- 社労士試験について
- 試験概要を教えて!
- 各科目の関連性を教えて!
- 難易度ってどれくらいなの?
- 学習時間はどれくらい?
- 合格率、合格基準点は?
- 受験当日の心構えは?
|