社労士試験合格を目指す方に無料でテキストを公開します!「厚生年金保険法6-9:その他の給付制限」
---- 山川予備校事務局 よりお知らせ ----
テキスト内容は、2010年度社労士試験対策の社労士初級インプット講座(2010年度版)のテキストになります。2012年度版(新年度版)テキストは、「山川靖樹の社労士予備校」HPトップにて紹介しておりますので、ご確認ください。
テキスト本文の開始
3 その他の給付制限 (法74条ほか) 重要度 ●●
◆年金額の改定に関する制限 (法74条)
障害厚生年金の受給権者が、故意若しくは重大な過失により、又は正当な理由がなくて療養に関する指示に従わないことにより、その障害の程度を増進させ、又はその回復を妨げたときは、第52条第1項(厚生労働大臣の診査)による改定を行わず、又はその者の障害の程度が現に該当する障害等級以下の障害等級に該当するものとして、同項の規定による改定を行うことができる。
(平7択)(平12択)(平17択)(平20択)
◆保険料徴収権が消滅したことによる制限 (法75条)
保険料を徴収する権利が時効によって消滅したときは、当該保険料に係る被保険者であった期間に基づく保険給付は、行わない。(平11択)(平14択)(平15択)
ただし、当該被保険者であった期間に係る被保険者の資格の取得について事業主の届出又は被保険者又は被保険者であった者からの確認の請求があった後に、保険料を徴収する権利が時効によって消滅したものであるときは、この限りでない。
◆協力義務に係る支給停止 (法77条)
年金たる保険給付は、次のいずれかに該当する場合には、その額の全部又は一部につき、その支給を停止することができる。
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b) 障害等級に該当する程度の障害の状態にあることにより、年金たる保険給付の受給権を有し、又はその者について老齢厚生年金に加給年金額の加算が行われている子が、正当な理由がなくて、第97条第1項*2(診断)の規定による命令に従わず、又は同項の規定による診断を拒んだとき。
c) 前号に規定する者が、故意若しくは重大な過失により、又は正当な理由がなくて療養に関する指示に従わないことにより、その障害の回復を妨げたとき。(平12択)
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◆給付事務に係る一時差止め (法78条)
受給権者が、正当な理由がなくて、第98条第3項(受給権者の届出・43頁参照)の規定による届出をせず、又は書類その他の物件を提出しないときは、保険給付の支払を一時差し止めることができる。(平11択)(平12択)(平17択)
□*1 「受給権者に関する調査」とは、次のとおりである(法96条)。
↓ なお…
□質問を行なう当該職員は、その身分を示す証票を携帯し、かつ、関係者の請求があるときは、これを提示しなければならない(2項)。
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□*2 「診断」とは、次のとおりである(法97条1項)。
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1 合意分割における標準報酬の改定等のイメージ 重要度 ●●
◆分割のイメージ