社労士試験合格を目指す方に無料でテキストを公開します!「厚生年金保険法7-8:設立」
---- 山川予備校事務局 よりお知らせ ----
テキスト内容は、2010年度社労士試験対策の社労士初級インプット講座(2010年度版)のテキストになります。2012年度版(新年度版)テキストは、「山川靖樹の社労士予備校」HPトップにて紹介しておりますので、ご確認ください。
テキスト本文の開始
【基金に加入していない事業所の場合】
【基金に加入している事業所の場合】
*事業主はこのほか、一般的には、事務費掛金「3/1,000」程度を納付している。
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1 設立ほか (法110条~法113条) 重要度 ●●●
◆設立 (法110条、基金令1条)
単一基金(1項) |
共同基金(2項)
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□1又は2以上の適用事業所について常時政令で定める数(1,000人)以上の被保険者を使用する事業主は、当該1又は2以上の適用事業所について、基金を設立することができる。 |
□適用事業所の事業主は、共同して基金を設立することができる。この場合において、被保険者の数は、合算して常時政令で定める数(5,000人)以上*1でなければならない。
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□*1 「5,000人」は、一の適用事業所の事業主が他の適用事業所の事業主と業務、資本金その他について密接な関係を有するものとして厚生労働省令で定める要件に該当する場合にあっては、「1,000人」とする。(平17択)(平21選)
◆設立要件 (法111条)
□前項の場合において、適用事業所に使用される被保険者の「3分の1以上」で組織する労働組合があるときは、事業主は、同項の同意のほか、当該労働組合の同意を得なければならない(2項)。(平5択)(平13択)(平21択)
□2以上の適用事業所について基金を設立しようとする場合においては、前2項の同意は、各適用事業所について得なければならない(3項)。
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□*2 設立の認可申請は、設立しようとする基金の主たる事務所を設置しようとする地を管轄する地方厚生局長又は地方厚生支局長(以下「地方厚生局長等」という)を経由して行うものとする(基金則1条2項)。(平21選)
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◆成立の時期 (法113条、法114条)
↓ また…
□基金が成立したときは、理事長が選任されるまでの間、基金の設立の認可の申請をした適用事業所の事業主が、理事長の職務を行なう。(平5択)(平11択)
□この場合において、当該適用事業所の事業主は、この章の規定の適用については、理事長とみなす。
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↓ なお…
□基金が設立されたときは、4週間以内に、次に掲げる事項を公告しなければならない(基金令3条)。
d) 設立事業所の名称及び所在地 e) 設立の認可の年月日
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↓ また…
□基金は、前条a)又はb)に掲げる事項に変更を生じたときは、2週間以内に、当該変更を生じた事項を公告しなければならない(基金令4条)。
2 管理 (法115条~法121条) 重要度 ●
◆規約 (法115条)
□前項の規約の変更(政令で定める事項*1に係るものを除く)は、厚生労働大臣の「認可」を受けなければ、その効力を生じない(2項)。(平18択)
□基金は、前項の政令で定める事項に係る規約の変更をしたときは、遅滞なく、これを厚生労働大臣に「届け出」なければならない。(平15択)
□基金は、設立の認可若しくは規約変更の認可を受けたとき、又は規約の変更をしたときは、遅滞なく、基金の規約を適用事業所に使用される被保険者に周知させなければならない(4項)。
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□*1 政令で定める次の事項は、除かれる(基金令2条)。
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◆公告 (法116条)
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◆代議員会 (法117条)
□代議員会は、代議員をもって組織する(2項)。
□代議員の定数は、偶数とし、その半数は、設立事業所(基金が設立された適用事業所)の事業主において設立事業所の事業主(その代理人を含む)及び設立事業所に使用される者のうちから選定し、他の半数は、加入員において互選する(3項)。(平6択)
□代議員の任期は、3年を超えない範囲内で規約で定める期間とする。ただし、補欠の代議員の任期は、前任者の残任期間とする(4項)。
□代議員会は、理事長が招集する。代議員の定数の3分の1以上の者が会議に付議すべき事項及び招集の理由を記載した書面を理事長に提出して代議員会の招集を請求したときは、理事長は、その請求のあった日から20日以内に代議員会を招集しなければならない(5項)。
□代議員会に議長を置く。議長は、理事長をもって充てる(6項)。
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◆代議員会の議決 (法118条)
a) 規約の変更 b) 毎事業年度の予算 c) 毎事業年度の事業報告及び決算等
□理事長は、代議員会が成立しないとき、又は理事長において代議員会を招集する暇がないと認めるときは、代議員会の議決を経なければならない事項で臨時急施を要するものを処分することができる(2項)。
□理事長は、前項の規定による処置については、次の代議員会においてこれを報告し、その承認を求めなければならない(3項)。
□代議員会は、監事に対し、基金の業務に関する監査を求め、その結果の報告を請求することができる(4項)。
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