社労士/国民年金法6-9 | 初級INPUT講座2011年度向けテキスト

社労士合格を目指す受験生を応援!2011年度向けテキストを完全公開!「国民年金法6-9:保険料免除期間に係る老齢基礎年金の額と国庫負担の関係」

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国民年金法(6)-9

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ここで具体例!

 

◆保険料免除期間に係る老齢基礎年金の額と国庫負担の関係

 

□老齢基礎年金の額については、受給権者の保険料納付状況により、保険料財源で賄われる1/2部分について自己責任が反映される。

 

↓ 具体的には…

 


a) 保険料の全額納付者に対する年金支給率を「1」としたとき
その額の1/2は国庫負担部分残り1/2は納付保険料反映部分といえる(つまり、自己責任となる1/2部分を満額受給するために、保険料を全額納付しているということ)。

 

*第2号被保険者及び第3号被保険者は、全額納付したこととなる。

 

*国庫負担部分は、すべての者に共通して1/2が拠出される。

 

 

 ↓ では、第1号被保険者の保険料免除期間はどうなるのか?

 


b) 1/4免除者は、納付保険料反映部分が3/4だから、1/2×3/4=3/8
したがって、支給率=国庫負担分「1/2」+納付保険料反映部分「3/8」=7/8

 

c) 半額免除者は、納付保険料反映部分が1/2だから、1/2×1/2=1/4
したがって、支給率=国庫負担分「1/2」+納付保険料反映部分「1/4」=3/4

 

d) 3/4免除者は、納付保険料反映部分が1/4だから、1/2×1/4=1/8
したがって、支給率=国庫負担分「1/2」+納付保険料反映部分「1/8」=5/8

 

e) 全額免除者は、納付保険料反映部分が0なので、1/2×0=0
したがって、支給率=国庫負担分「1/2」のみが受給額となる。

 

 

 ↓ 図解すると…