社労士/国民年金法1-2 | 初級INPUT講座2011年度向けテキスト

社労士合格を目指す受験生を応援!2011年度向けテキストを完全公開!「国民年金法1-2:国民年金のしくみ」

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国民年金法(1)-2

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2  国民年金のしくみ                                      重要度 ●   

 

(1) 国民年金と厚生年金保険


日本の年金制度は、国民年金からは、すべての国民に共通する基礎年金が支給され、厚生年金など被用者年金からは、基礎年金に上乗せする報酬比例の年金が支給されるという2階建ての年金給付のしくみをとっている。

 

 

*数値は、「厚生年金保険・国民年金事業状況」の制度別適用状況より(平成22年6月末日現在)

 

(2)「国民年金」は基礎年金を支給
国民年金は、自営業者だけでなく、厚生年金などの被用者年金制度の加入者とその配偶者にも共通する給付として、a) 老齢基礎年金、b) 障害基礎年金、c) 遺族基礎年金の3種類の基礎年金を支給する。

 

(3)「厚生年金保険」は基礎年金に上乗せ
厚生年金保険が適用されている事業所に勤めるサラリーマン等は、国民年金と厚生年金の2つの年金制度に加入することになる。
厚生年金保険から支給される年金は、加入期間とその間の収入の平均に応じて計算される報酬比例の年金となっており、次のように基礎年金に上乗せするかたちで支給される。