(2010年度版)社労士初級インプット講座/雇用保険法3-7

社労士試験合格を目指す方に無料でテキストを公開します!「国民年金法3-7: 厚生年金保険の第3種被保険者であった期間の特例」

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国民年金法(3)-7

山川靖樹の社労士(社会保険労務士試験対策)講義風景

---- 山川予備校事務局 よりお知らせ ----

テキスト内容は、2010年度社労士試験対策の社労士初級インプット講座(2010年度版)のテキストになります。2012年度版(新年度版)テキストは、「山川靖樹の社労士予備校」HPトップにて紹介しておりますので、ご確認ください。

テキスト本文の開始

 

 

 

3 厚生年金保険の第3種被保険者であった期間の特例
(昭60法附則47条) 重要度● 

 

 

条文

 

◆昭和61年4月1日前の期間 (2項・3項)

 


昭和61年4月1日前の旧厚生年金保険法による第3種被保険者であった期間及び厚生年金保険の被保険者であった期間とみなされる船員保険の被保険者であった期間(坑内員又は船員たる被保険者であった期間)につき厚生年金保険の被保険者期間を計算する場合には、その期間に「3分の4」を乗じて得た期間をもって厚生年金保険の被保険者期間とする。

 

 

◆昭和61年4月1日から平成3年3月31日までの期間 (4項)

 


平成3年4月1日前の第3種被保険者であった期間につき厚生年金保険の被保険者期間を計算する場合には、その期間に「5分の6」を乗じて得た期間をもって厚生年金保険の被保険者期間とする。(平3択)

 

 

ちょっとアドバイス

 

□3分の4又は5分の6を乗じて得た被保険者期間は、老齢基礎年金の“受給資格期間”の算定には反映されるが(ex.11年3箇月×4/3=15年)、“年金額”の算定には反映されない(実期間で計算する)。(平7択)

 

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4 年金額 (法27条)          重要度●● 

 

 

条文

 

老齢基礎年金の額は、780,900円に改定率を乗じて得た額(端数処理あり)とする。

 


【老齢基礎年金の額】(480月納付済:満額の場合)=780,900円×改定率

 

 

ただし、保険料納付済期間の月数が480に満たない者に支給する場合は、当該額に、次に掲げる月数を合算した月数(480を限度とする)を480で除して得た数を乗じて得た額とする。

 


イ) 保険料納付済期間の月数

 

ロ) 保険料4分の1免除期間の月数(480から保険料納付済期間の月数を控除して得た月数を限度とする)の8分の7に相当する月数(平19択)

 

ハ) 保険料4分の1免除期間の月数からロに規定する保険料4分の1免除期間の月数を控除して得た月数の8分の3に相当する月数

 

ニ) 保険料半額免除期間の月数(480から保険料納付済期間の月数及び保険料4分の1免除期間の月数を合算した月数を控除して得た月数を限度とする)の4分の3に相当する月数

 

ホ) 保険料半額免除期間の月数からニに規定する保険料半額免除期間の月数を控除して得た月数の4分の1に相当する月数(平15択)

 

ヘ) 保険料4分の3免除期間の月数(480から保険料納付済期間の月数、保険料4分の1免除期間の月数及び保険料半額免除期間の月数を合算した月数を控除して得た月数を限度とする)の8分の5に相当する月数

 

ト) 保険料4分の3免除期間の月数からヘに規定する保険料4分の3免除期間の月数を控除して得た月数の8分の1に相当する月数

 

チ) 保険料全額免除期間(学生の保険料の納付特例及び30歳未満の保険料納付猶予制度の規定により納付することを要しないものとされた保険料に係るものを除く)の月数(480から保険料納付済期間の月数、保険料4分の1免除期間の月数、保険料半額免除期間の月数及び保険料4分の3免除期間の月数を合算した月数を控除して得た月数を限度とする)の2分の1に相当する月数(平8択)(平12択)(平15択)(平8記)

 

 

↓ 計算方法は…

 


【老齢基礎年金の額】=780,900円×改定率×算定月数/480(フルペンション減額方式)