問題034
就業規則に係る制裁規定の制限について、「□□□である」ということは正しい。
①就業規則その他これに準ずるものが適用の対象
②1回の事案に対しては、平均賃金の1日分の半額未満
問題034の解答
①就業規則その他これに準ずるものが適用の対象(法91条)
就業規則に係る制裁規定の制限は、社内規定一般に適用されることとされており、①が正解。これは、就業規則の作成(法89条)や作成時の意見聴取(法90条)の規定が、常時10人未満の労働者しか使用していない使用者には適用されない点で異なる。なお、②は「半額以下」であり誤り。
問題035
労働条件のうち、□□□、休憩時間、休日、休暇並びに労働者を2組以上に分けて交替に就業させる場合における就業時転換に関する事項は、就業規則の絶対的必要記載事項である。
①始業及び終業の時刻
②所定労働時間を超える労働の有無
問題035の解答
①始業及び終業の時刻(法89条1号)
就業規則の絶対的必要記載事項のうち労働時間等に関するものは、「①始業及び終業の時刻」である。監視又は断続的労働のような労働時間等の適用除外業務従事者(法41条該当者)についても記載しなければならない。なお、労働条件の明示事項(則5条1項3号)と異なり、②は必要記載項目とはされていない。
問題036
深夜業制限を請求された場合において、使用者が使用してはならないのは、□□□たる労働者である。
①妊産婦
②妊娠中の女性
問題036の解答
①妊産婦(法66条3項)
深夜業に対する制限請求は、法41条該当者(管理監督者等)であると否とにかかわらず、「①妊産婦」に認められた権利である。なお、この請求は、「②妊娠中の女性」に限られているわけではないから、②は妥当な選択肢とはいえない。