問題025
加給年金額の加算要件となっている配偶者が、□□□を受けることができるときは、その間、当該配偶者について加算する額に相当する部分の支給を停止することとなる。
①障害厚生年金
②繰上げ支給の老齢基礎年金
問題025の解答
①障害厚生年金(法46条6項)
配偶者に係る加給年金が支給停止になる場合とは、・「①障害厚生年金」、・障害基礎年金、・共済組合や私学共済法による年金たる給付のうち老齢若しくは退職又は障害を支給事由とする給付、・老齢厚生年金であってその年金額の計算の基礎となる被保険者期間の月数が240以上であるものの4パターン。なお、②は制限対象となる年金には含まれていない。
問題026
昭和61年4月1日前の被保険者期間中に発傷病日がある場合であっても、昭和61年4月1日以後に□□□があるときは、障害厚生年金が支給される。
①障害認定日
②保険料納付済期間又は保険料免除期間
問題026の解答
①障害認定日(法47条1項)
発傷病日とは、傷病が発症した日のことであるが、障害を支給事由とする年金給付の受給権は、原則として、「①障害認定日」において発生する。年金を支給すべき事由が生じた日が昭和61年4月1日(新法施行日)以後にあるのだから、障害厚生年金(新法上の年金)が支給されることとなる。なお、②のような規定はない。
問題027
障害厚生年金は、原則として、当該傷病に係る初診日の前日において、当該初診日の属する月の前々月までに□□□の被保険者期間があり、かつ、当該被保険者期間に係る保険料納付済期間と保険料免除期間とを合算した期間が当該被保険者期間の3分の2に満たないときは支給されない。
①国民年金
②厚生年金保険
問題027の解答
①国民年金(法47条1項但書)
厚年法における年金たる保険給付の受給権の発生は、原則として、「①国民年金」の被保険者期間を基礎とした保険料納付要件を満たせばよい。なお、老齢厚生年金に係る受給資格期間の短縮特例や、加給年金等加算部分の支給要件については、②や第2号被保険者期間に限定されるものもあるから注意しよう!