問題016
厚生年金保険の被保険者に関し、原則として、「□□□である」ということは妥当である。
①保険料を滞納したことによる資格の喪失があるのは、第4種被保険者だけ
②被保険者の希望によって資格の喪失を行うことができないのは、当然被保険者だけ
問題016の解答
②被保険者の希望によって資格の喪失を行うことができないのは、当然被保険者だけ(法14条ほか)
当然被保険者以外の被保険者は、すべて任意加入であり、被保険者の希望によって資格の喪失が認められているから、妥当なのは②。なお、①は、適用事業所に使用される「高齢任意加入被保険者であって保険料の納付等に関し事業主の同意を得ていない者」も滞納すると喪失することから、第4種被保険者だけとはいえない。
問題017
任意単独被保険者が資格喪失の認可を受けようとするときは、□□□、一定の事項を記載した申請書を社会保険事務所長等に提出しなければならない。
①事業主にその旨を申し出た上
②当該被保険者を使用する事業主が
問題017の解答
①事業主にその旨を申し出た上(則5条)
任意単独被保険者の資格喪失に係る認可申請の手続きは、被保険者自身が「①事業主にその旨を申し出た上」で行うこととされている。なお、事業主が行う手続きではないから②は誤り。また、事業主が改めて資格喪失届を提出することも必要ない。
問題018
高齢任意加入被保険者は、老齢又は退職を支給事由とする年金たる給付の受給権を取得したときは、原則として、□□□に当該被保険者の資格を喪失する。
①その日
②その翌日
問題018の解答
②その翌日(法附則4条の3第5項ほか)
高齢任意加入被保険者が老齢給付等の受給権を取得した時とは、不足していた保険料納付要件を満たした時である。つまり、ある月の末日まで被保険者であると、その月の満了をもって保険料納付要件を満たすこととなり、「②その翌日」に資格を喪失する取扱いがされている。なお、資格喪失日と被保険者期間との関係から、①は1箇月の期間不足となる。