問題004
国民年金法の強制被保険者について、満63歳の第2号被保険者が□□□ときは、原則として、その日に資格を喪失する。
①死亡した
②被用者年金各法の被保険者等でなくなった
問題004の解答
②被用者年金各法の被保険者等でなくなった(法9条)
強制被保険者の資格が「その日」に喪失するのは、年齢到達(老齢退職年金等の受給権の取得も含める)、「②被用者年金各法の被保険者等でなくなった」、資格の同日得喪の3種類。 なお、①は、その日の翌日に喪失する。また、任意加入被保険者は、これらの他、資格喪失の申出の受理、加入480月到達である。
問題005
特例任意加入被保険者は、老齢基礎年金、老齢厚生年金その他の老齢又は退職を支給事由とする年金たる給付であって政令で定める給付の受給権を取得したときは、□□□に、 当該被保険者の資格を喪失する。
①その日
②その翌日
問題005の解答
②その翌日(平16法附則23条6項3号)
特例による任意加入制度の目的は、老齢又は退職を支給事由とする年金たる給付の受給権を取得することにある。したがって、当該制度の加入期間は、通算25年(300月)到達をもって満了となるから、 300到達月末日の「②翌日」において資格を喪失することとされる。なお、①は原則的な老齢退職年金等の受給権の取得時とのひっかけである。
問題006
第1号被保険者の届出について、□□□こととされている。
①市町村長は届出を受理したときは、厚生労働大臣に報告しなければならない
②当該被保険者が第2号被保険者となったときは、種別変更の届出は必要ない
問題006の解答
②当該被保険者が第2号被保険者となったときは、種別変更の届出は必要ない(法12条1項ほか)
厚生年金保険の被保険者等の資格取得の確認があったときは、改めて種別変更の届出を要しないこととする“届出の簡素化”が図られているため、②が正解である。なお、①の厚生労働大臣とは古典的なひっかけで、「社会保険庁長官」が正しい。