社労士合格を目指す受験生を応援!2011年度向けテキストを完全公開!「安全衛生法2-12:健康診断等」
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1 一般健康診断の種類 (法66条1項) 重要度 ●
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□*1 「厚生労働省令で定める健康診断」とは、次の5種類をいい、実施の時期、対象者、省略できる場合等が定められている。
前年改正
名称 |
実施時期 |
省略できる場合
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雇入時 |
雇入れ時 |
他の健康診断実施後3月を経過しない者が健康診断結果の証明書を事業者に提出した場合
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定期 |
1年以内ごとに1回 |
イ) 実施から1年を経過しない場合の「雇入れ時」、「海外派遣時」、「特殊健診」における実施項目
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特定業務 |
a) 配置替え
b) 6月以内ごとに1回 |
イ) 実施から6月を経過しない場合の「雇入れ時」、「海外派遣時」、「特殊健診」における実施項目
ロ) 上記「定期健康診断のロ」と同じ場合(ただし、c)胸部エックス線検査の省略はなし)
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海外派遣 |
6月以上の派遣時(出国、入国ともに対象) |
イ) 実施から6月を経過しない場合の「雇入時」、「定期」、「特定業務従事者」、「特殊健診」における実施項目
ロ) 医師の診断による次の場合
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検便 |
給食業務に従事する労働者に対し、「雇入れ時」及び「配置替え時」に実施
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*表中の「5項目」とは、貧血、肝機能、血中脂質、血糖、心電図の各検査のことをいう。
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◆健康診断の実施時間と「賃金」(昭47.9.18基発602号)
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b) 特定の有害な業務に従事する労働者について行なわれる健康診断、いわゆる特殊健康診断は、事業の遂行にからんで当然実施されなければならない性格のものであり、それは所定労働時間内に行なわれるのを原則とする。また、特殊健康診断の実施に要する時間は労働時間と解されるので、当該健康診断が時間外に行なわれた場合には、当然割増賃金を支払わなければならないものである。
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